1つは絶対的にプランナーの枠が少ないこと。
ゲーム関係の仕事で求人が多いのは、プログラマー、デザイナー、プランナーですが、その3職の中も、プランナーは圧倒的に必要な人数が少ないのです。
ゲームのスタッフロールなどでも、プランナーに対してプログラマーやデザイナーが何倍も多いのを目にすることは多いと思います。。
つまり、単純な枠レベルで考えると、就職においてもプログラマーやデザイナーよりも何倍も厳しいということになります。
もう一つは、プランナーの要求されるスキルが、新卒ではなかなかハードルが高いという点です。
プランナーは会社やプロジェクトによって仕事内容がかなり違いますが、大きくは企画パートと実務パートに別れます。
企画パートでは
- 発想力
- 構成力
- マーケティング
- ドキュメント作成
- プレゼンテーション
- コスト意識
- メカニクスデザイン
- レベルデザイン
- UI
- スクリプト作成
- チーム管理
- コミュニケーション
- スケジュール管理
- シナリオ作成
- プログラムの基礎
- CGの基礎
- 映像センス
- 英語力
特にディレクターやメインプランナーといった、ゲーム全体の完成度に責任を持つ人間はゲーム製作全体に精通していることを要求されるため、ゲーム製作の経験が乏しい新人ではなかなか対応できません。
それゆえに、プランナーは新卒で取らない会社や、プログラマーやデザイナーからプランナーの才能がある人間をシフトさせる場合も多いのです。
もちろん、新卒でプランナーとして就職できている人もたくさんいますので、悲観する必要はないですが、
「自分はプログラムもできないし、絵も描けないけどゲームの仕事がしたいから」
程度の意識でプランナーを目指しても、なかなかきびしいということは理解いただきたいと思います。
※次回は2014/01/06(月)更新予定です。