2014年6月7日土曜日

【第57回】差別性があるから「優れている」?

ぎゃあ、第57回を投稿してなかったことに気づきました!(;´Д`)
ということで、これが第57回です。
・・・誰も指摘ないって、このBlog実は読まれてないのではないかしら?w
しばらくしたら、投稿日を変更して正しい順番に並ぶようにしておきますね。
(2014/06/23 石川)



さて、エレベーターピッチのシートも最後の項目にやってきました。

[⑦⑥に対してこのゲームが優れている点]が備わっている。

競合がいる以上、その競合に対して何か優れている点がなければユーザーは選んでくれません
ここでよく陥りやすい罠が「差別性=優れている点」と勘違いしてしまうことです。

例えば「~と違ってアクション性がある」「~と違ってフィールドが広い」
これらの言葉は「~とは違う」ということを言っているだけで、それが競合に対して優位に立てるかどうかは別問題なのです。

もっと身近に、女の子にもてるかどうかの話に例えてみましょう。
「自分はイケメンのAさんと違って顔も鼻もまん丸です」
と言われたら、たしかにAさんとの違い(差別性)は表現しているけれど、Aさんより優れているようには聞こえないですよね?

でも、例えば
「顔も鼻もまん丸なので、Aさんと違って女の子に安心感を与えることができます」
と言えば、「ああ、その人を選んでくれる女の子もいそうだな」とイメージすることができます。

このように「優れている点」の説明は、競合と何が違うのかだけで終わるのではなく、その違いでなぜ優位に立てるのか、をきちんと理解して書く必要があるのです。