2014年7月10日木曜日

【第64回】体験を言葉にする


前回お話した「④どのような体験を与えればそうできるか?」ですが、体験感を言葉にしようとするときに、なかなかワクワクするイメージにならないことがあります。

  • 「巨大ロボットで戦う爽快感」
  • 「敵基地に侵入する緊張感」
  • 「理想の恋人との生活」

たしかにどのような体験かは書かれているのですが、今一つイメージが伝わってきません。
そこでオススメなのが、人(or擬人化)+擬音の組み合わせです。

「人」に入るのはあこがれの投影対象です。自分の置き換えなので「ロボット」とか「猫」とか自分がなりかわるイメージができるのなら人間そのものでなくてもokです。

擬音というのは簡単ですね。
「ドキドキ」「スカッ」「ホッ」「ホンワカ」「ギャア!」「ケラケラ」「くすくす」「ニンマリ」「ドヤァ」「ひええ」「ピリピリ」「ハラハラ」etc.
自分のイメージを伝えやすい擬音を考えてみましょう。擬音以外には「感情の伝わりやすい動詞」でもokです。

  • リアルでは恥ずかしくてできないような恋人とのアツアツなカップル生活
  • 1分に1回「ぎゃあ!」と叫びたくなるホラー体験
  • スパイが敵の本拠地に侵入するピリピリとした緊張感
  • 巨人になって敵の城を「ドカッ!」と殴る重量感
  • 弱小軍の軍師が作戦で大軍に勝利する「ドヤァ」な してやった感
  • 有能なキャリアウーマンになって仕事をテキパキと片づける爽快感

また、イメージできる具体的な「場所」での非日常体験というのも伝わりやすくなります。

  • いつもはノロノロと車通勤している公道で、時速100kmでギュィーンとぶっ飛ばす爽快感
  • オフィスで不倫するドキドキな背徳感
  • ホワイトハウスや皇居など有名な建物に侵入するハラハラ感

こういった言葉を使って、自分のイメージしている体験感をうまく伝えましょう。