2014年5月12日月曜日

【第48回】企画書の骨組みを「5つのつぶやき」で決める

さて、前回までの作業によって、この段階で「新しい題材のRPG」「親子で楽しめるゲーム」それぞれで1つずつの自慢のアイデアが上がっているはずです。
では、いよいよ企画書にまとめていく作業に入っていきましょう。

といっても、最初から本格的な企画書を作ろうとすると大変です。まずはシンプルな1ページの企画書を考えましょう。
私が学生さんに1ページの企画書を作る際にお勧めするのが『10分で決める!シンプル企画書の書き方・つくり方』(藤木俊明 同文館出版)という本に書かれている「5つのつぶやきから企画書の骨組みを作る」手法です。
この手法は企画書の書き方に慣れていない人でもポイントを外さないので、例えばゲーム関係の学校とかに行ってなくて、一度も企画書を書いたことのない人でも簡単に企画書の骨組みを作ることができます。
(この本はいずれ番外コラムでも紹介します)

では、具体的に「5つのつぶやき」を紹介しましょう。

1.提案したいことをひとことで述べると?
2.どうしてどう思うのか、をひとことで述べると?
3.そうしたらどんなメリットがあるのか、をひとことで述べると?
4.その「提案したいこと」にはどのくらいの予算がかかるか、をひとことで述べると?
5.その「提案したいこと」はどれぐらいの期日でできるのか、をひとことで述べると?

本はこれらのつぶやきを1つ70文字以内(twitter1回分のさらに半分!)で書くことを推奨しています。シンプルですよね?
でもこれだけで本当に企画書の骨組みはできてしまいます。

では、次回はこの「5つのつぶやき」を説明しながら、具体的に企画書の骨組みを考えましょう。