2014年5月23日金曜日

【第52回】「5つのつぶやき」を企画案シートにまとめる

さて、前回書いた「5つのつぶやき」を、今回は「1ページ企画案シート」というフォーマットに記入し、さらに肉付けしていきましょう。下からシートをダウンロードしてください。

■1ページ企画案シート(MS Word版とPDF版同梱)


まずは、「5つのつぶやき」の番号を書いている枠(実線で書かれている枠で番号が振られているもの)にそのまま書き写します。

その上で点線の枠を埋めていきます。
「タイトル」「ジャンル」「題材」「プラットフォーム」「提案者」「日付」はそれほど難しくないですね。
あ、「タイトル」は「RPGゲーム企画」とか「勇者クエスト(仮)」とかせずに、ちゃんと今自分が一番しっくりくるタイトルを決めましょう。
きちんとタイトルを決めるというのは意外にそのゲームの本質を考えるきっかけになります。

「具体的なゲーム内容」は「1.提案したいことを一言で述べると」を受けて、具体的にどんなゲームにするかという内容を書く部分です。
自分の考えているゲーム内容で、他のゲームや娯楽にない特長を3つ書いてみましょう。

「どんな人に向けたゲームか」はこのゲームのターゲットユーザーです。
どんな人にこのゲームを遊んでほしいか書きましょう。
ターゲットユーザーの話は「【第11回】ターゲットユーザーの考え方」「【第12回】ターゲットユーザーを広げすぎない」でもしましたので思い出してくださいね。

さて、記入が終わりましたでしょうか。見た目はともかく、なんか企画書っぽくなっていると思いませんか?
実際のところ、項目だけならこのシートはりっぱな企画書のフォーマットになっており、見た目を整えたり内容を膨らませるだけでちゃんと提出できる企画書に仕上げることができます。
しかし、この企画案には根本的な問題があるのです。
次回はその話をしたいと思います。