2014年3月26日水曜日

【第35回】好意的な題材とネガティブな題材

いままで題材の有利・不利をずっと話してきた訳ですが、たとえ有利な題材であっても注意すべき点がいくつかありますので、今回からしばらくその話をしたいと思います。

まずは、好意的な題材とネガティブな題材について。
知名度が高いからといって、その題材が必ずしも好意的とは限りません。
一番わかりやすい例は、よく雑誌などに載っている「嫌いなタレントランキング」。
ここで上位に上がってくる芸能人は、ほとんどの人が知っている有名人ですよね。

また、アメコミなども、映画ブームが来る前は日本人にとってはネガティブな題材でした。
日本のマンガ文化が強すぎて、スーパーマン、バットマン、スパイダーマンなどのキャラクターは多くの人が知ってはいるものの、
「何あの恥ずかしいコスチューム」
みたいな印象が強かった訳です。

このように、有名であってもネガティブなイメージの題材は存在するのです。そして、ネガティブな題材というのは当然ながらプレイヤーは体験したくありません。
ですので、題材論では優位だったBやDの領域であっても、それが好意的な題材かどうかしっかりと見極めてください。

※次回更新は2014/03/28(金) 「ヤナセコラム」の第3回の予定です!ゲーム企画塾第36回は2014/03/31(月)に更新予定です。