「題材」と「ジャンル」と「テーマ」の違いについてです。
ここをごっちゃにしていると「題材」を起点とした企画をしっかりと考えられなくなります。
ちなみにiPhone版の「大辞林」で引いてみますと、それぞれの用語は以下のように書かれています。
- 題材・・・芸術作品などの制作の対象としてとりあげ、その主題となる材料。
- ジャンル・・・部門。種類。特に芸術作品を様式・内容によって区分する場合にいう。
- テーマ・・・創作や議論の根本的意図・題目・中心課題など。主題。
(主題・・・芸術作品に、作者があらわそうとする基本的な思想内容。テーマ)
まず「題材」。大辞林にあるように「製作の対象、主題となる材料」です。
すごく簡単にいうと、そのゲームに一環して流れる世界観のようなものです。
題材は、現実に存在する場合もありますし、存在しない場合もあります。
たとえば、サッカーや戦国時代といった題材は現実に存在します。
逆に、「ドラゴンクエスト」や「ファイナルファンタジー」のような、ゲーム用に考えられたファンタジー世界は現実には存在しません。
また、現実に存在しないが、現実に存在するかのようにイメージできる題材もあります。
たとえば「ガンダム」や「ワンピース」といった有名な版権タイトルを持ってきた場合、その題材は現実には存在しませんが、世界観が別のメディアによって周知されていますから、ゲームを始める前でもその世界観をイメージすることが可能なのです。
後で述べますが、このイメージできる、できないという要素は、題材にとって非常に重要なポイントになってきます。
ちょっとだけ気にとめておいてください。
※次回更新は2014/02/19(水)の予定です!