2014年1月22日水曜日

【第10回】ゲーム企画の本質はたった2つ

ゲーム企画で抑えなければならない本質は、実はたった2つしかありません。

①このゲームの何がおもしろいか(差別性)
②そのおもしろさをわかってくれる人は誰か(市場規模)

この2つがきちんとできていれば、企画は完成しているも同然なのです。
しかし、それがプロでもなかなかできません。私もいつも失敗ばかりでした。(いや、今でも?w)

①はよく言われるところの「ゲームのおもしろさ」です。しかし、そのおもしろさを言葉として一言で伝える(しかもそのゲームのことをまったく知らない相手に)のはとても難しい。
さらにその「おもしろさ」は以前お話した、ユーザーの期待を解決するものでなければなりません。
逆に言えば、一言で説明できない面白さは、ユーザーに伝わりにくく、手にとってもらえない可能性が高いということです。

そしてもう1つ、「差別性」の難しさです。ここでの差別性とはライバルゲームとの差別だけではありません。ありとあらゆる娯楽との差別が要求されます。

例えばペットを飼うゲームの企画を考えた場合、差別すべきは他のペットゲームだけでなく、生のペットそのものも考慮しなければならないのです。
「ゲームでやるより実際にペット飼った方がいいじゃん」
になっては、いくら他のゲームとの差別化ができていても、その企画は失敗ということです。

②については次回に続きます。

※次回更新は2014/01/24(金)の予定です!