2014年1月6日月曜日

【第3回】プランナーは実は広き門?

前回の「プランナーは狭き門」について、
「コンシューマー系の大手パブリッシャー/デベロッパーの正社員新卒採用に限った話ではないか?」
という指摘をいただいたので、ちょっと予定を変更して今回補足したいと思います。

たしかに、学生さんが自分の大好きなゲームを出している大手パブリッシャー・デベロッパーへの新卒就職にこだわるあまり、道を自分たちで狭めていることがけっこうあります。

たとえば、数年前からのソーシャルゲームのブームでは、ソーシャル系の会社がプランナーを大量に採用しました。
そろそろソーシャル系も採用を絞ってきているという話も聞きますが、それでも今までにない就職の道が広がっている訳です。

ゲーム会社は本当にたくさんあります。東京とかでなくても、例えば石川が住んでいる福岡でも、毎年のように新しいゲーム会社さんと出会います。
大手や自分の好きなゲーム会社に拘らず、自分の実力と方向性を見据えた上で、いろいろな会社にトライしてもらいたいと思います。

一番まずいのは、就職浪人することです。
ゲーム業界は、何よりも実績が評価されやすいところです。また、日本の産業の中では、もっとも転職しやすい業種の一つでしょう。
そのためには、まずどのような形でもいいからゲーム業界に入る。アルバイトから正社員になった人はたくさんいます。営業や総務、はては倉庫業務からプランナーになった人も知っています。(もちろん、「プランナーになりたい!」という強い意志と努力の賜物ですが)

その上で、今いる会社が自分の方向と合わないようであれば転職も考える。
どんな形であれ、3年くらいきちんと仕事をしていればゲーム会社で働いた実績は、プラスになります。

また、ゲーム業界を知るという意味でも、インターンは機会があればぜひ体験してほしいと思います。
インターンから就職につながった人もけっこういますし、そもそも外から見ていてよくわかりにくいゲーム会社の中身を体験できるだけでも、自分の就職を考える上で、とても役に立ちます。

ちょうど、福岡市と地元のゲーム会社が協力して実施される「第16回FUKUOKAゲームインターンシップ」が募集中(1/17必着)ですので、お勧めします。県外の人には宿泊費補助などもありますよ!(と、さりげなく地元アピール)



※次回は2014/01/08(水)更新の予定です