2014年1月20日月曜日

【第9回】相手が変われば企画書も変わる

「企画書とは説得である」の話の続きです。

みなさんが誰かを説得しようとする場合に、同じ内容だからといって、相手がだれでも同じ言い方をすることはないですよね?
例えば、父親とおばあちゃん、先生とクラスメート、単なる知人と親友、相手によって同じお願いでも言葉遣いやアプローチ方法が変わっていると思います。

ところが、ゲーム企画書を就職活動で準備する場合には、まったく同じ企画書をそのまま複数の会社に送っている人はけっこういるのです。

例えば、対戦格闘ゲームの企画書を作る場合に、それを格闘ゲームの老舗メーカーに送る場合と、格闘ゲームを出したことのないメーカーに送る場合ではまったく意味が変わってきます。

格闘ゲームの老舗メーカーに送る場合は、今まで出してきた格闘ゲームとどう違うのか、とういう点が重要になってきます。
一方、格闘ゲームを出したことのないメーカーに対しては、「なぜあなたの会社にわざわざ格闘ゲーム企画を出したのか」という視点での説明も重要になってきます。

以前の話の繰り返しになりますが、就職活動用の企画書は「俺のすばらしいアイデアを見ろ!」ではありません。
相手の会社に合わせて内容を修正し、適切な「説得」を目指しましょう。

※次回更新は2014/01/22(水)の予定です!